北海道利尻島 / 株式会社膳
水産漁業法人
お取り組み実績
- 京都大学との連携により人不足の問題を解決
- 生産者の年収を総額3億円増大
- 売り先の紹介により新商品開発を促進
京都大学の学生が利尻昆布の生産を支える
北海道利尻島の名産利尻昆布。数ある北海道の昆布の中でも最高級と言われる昆布です。
そんな著名な昆布も昨今の人口減少の影響を受け、担い手(干し子)不足に悩まされ続けてきました。
文継が人の縁で島の昆布漁師である小坂善一氏と知り合い2019年に開始したのが「利尻島京大昆布干しバイト」です。
東京には現場を知らずに頭でっかちな施策を考える「リーダー」があまりに多いこと、また地方の一次産業バイトでは相手が人であることを忘れバイトを酷使する生産者が目につくことに課題意識を感じたことが背景となっています。
本バイトに参加した学生は100人を超え、さまざまな業界に巣立っています。また漁師と学生の間に信頼関係が生まれ、先輩が翌年に後輩を紹介する仕組みも確立されました。
そんな著名な昆布も昨今の人口減少の影響を受け、担い手(干し子)不足に悩まされ続けてきました。
文継が人の縁で島の昆布漁師である小坂善一氏と知り合い2019年に開始したのが「利尻島京大昆布干しバイト」です。
東京には現場を知らずに頭でっかちな施策を考える「リーダー」があまりに多いこと、また地方の一次産業バイトでは相手が人であることを忘れバイトを酷使する生産者が目につくことに課題意識を感じたことが背景となっています。
本バイトに参加した学生は100人を超え、さまざまな業界に巣立っています。また漁師と学生の間に信頼関係が生まれ、先輩が翌年に後輩を紹介する仕組みも確立されました。
- 前提
- 利尻昆布の収穫期に人手が不足し、生産量減少の危機に直面していた。
- 文継の役割
- 京都大学の学生が毎夏昆布干しバイトとして来島する仕組みを確立。翌年は、前年参加した先輩が後輩を紹介してくれるため、安心してバイトを受け入れることが可能に。
- 成果
- 過去5年間で、京都大学生を中心に延べ100人の大学生が来島し、昆布の生産を支えた。また大学生は卒業後も定期的に来島し、関係人口となって、利尻島の地方創生に貢献。
既得権益があろうとも、改めるべきことは改善する
最前線で最も命を張って仕事をしているのが生産者です。
商流全体を見た時に、このリスクに比し、生産者への売上配分が少なすぎることは、しばしば問題視されてきておりました。
在庫 リスクを負い、営業努力をしなければならない「問屋」の苦労ももちろん感謝しなければならないところですが、あまりにそのバランスが崩れていると文継は考えています。
利尻島のとある海産物では、長年入札業者が固定化し、あるべき入札競争が弱まっていました。
そこで適切な段取りを踏んで新規の入札業者が加わった結果、市場価格が増大し、結果として他の要因とも相まって総額3億円を超える売上が島の漁師に還元されました。
一次産業の担い手を増やすためには、当該産業を「稼げる産業」に育てねばなりません。文継は今後も一次生産者に寄り添い、人間生活の根本である食を支える事業を支援していきます。
商流全体を見た時に、このリスクに比し、生産者への売上配分が少なすぎることは、しばしば問題視されてきておりました。
在庫 リスクを負い、営業努力をしなければならない「問屋」の苦労ももちろん感謝しなければならないところですが、あまりにそのバランスが崩れていると文継は考えています。
利尻島のとある海産物では、長年入札業者が固定化し、あるべき入札競争が弱まっていました。
そこで適切な段取りを踏んで新規の入札業者が加わった結果、市場価格が増大し、結果として他の要因とも相まって総額3億円を超える売上が島の漁師に還元されました。
一次産業の担い手を増やすためには、当該産業を「稼げる産業」に育てねばなりません。文継は今後も一次生産者に寄り添い、人間生活の根本である食を支える事業を支援していきます。
- 前提
- 入札業者が硬直化し、市場価格が上がらない結果、漁師の売り上げも伸び悩んでいた。
- 文継の役割
- 入札業者を新たに紹介し、競争を活発化させた結果、市場価格が上がり、より多くのお金が生産者に落ちるようになった。
- 成果
- 入札の競争が生まれ、価格が高騰し、漁師の年収は総額3億円以上増えた。
前例の無い他社連携により新たなシナジーを創出する
一般的に地方は保守的で、離島となるとそれは極致です。それが故にこれまで島外の業者が島内の業者と連携して事業展開をすることはあまり事例がありませんでした。
文継は利尻島に5年間通い続け、ようやく株式会社膳様に信頼され事業の一部を任せてもらうことができるようになりました。その結果生まれたのが京都鰹節株式会社様と共同で開発することになった「風熟成 本利尻」です。これは株式会社膳が選りすぐった最高品質の利尻昆布を従来とは異なる製法で熟成することになった究極の新商品です。
食が豊かな日本だからこそ、その食材が最善の形で食卓に届けられるよう文継は尽力します。
文継は利尻島に5年間通い続け、ようやく株式会社膳様に信頼され事業の一部を任せてもらうことができるようになりました。その結果生まれたのが京都鰹節株式会社様と共同で開発することになった「風熟成 本利尻」です。これは株式会社膳が選りすぐった最高品質の利尻昆布を従来とは異なる製法で熟成することになった究極の新商品です。
食が豊かな日本だからこそ、その食材が最善の形で食卓に届けられるよう文継は尽力します。
- 前提
- 川中/川下の会社との繋がりがなく、業界横断的な新しい取り組みができずに停滞していた。
- 文継の役割
- 京都の売り先を紹介し、産地と消費地の共同開発商品をリリースした。
- 成果
- 安定的に昆布を買い付けてくれる売り先が見つかり、また共同開発により新たな加工品のラインナップも増えた。
お客様の声
漁師になって初めて、
利尻昆布の最大消費地である京都に行きました。
産地の生産者は現場仕事で忙しく、新規事業をやりたくてもなかなか実行することができませんが、文継さんが自分の思いを形にしてくれました。 壮大な夢があるけどなかなか実行できない事業者さんはぜひ一度気軽に文継さんに相談してみてください。
北海道利尻島 株式会社膳 小坂 善一代表
お客様情報
- 会社名
- 株式会社膳
- 代表者名
- 小坂 善一
- 業種
- 水産漁業法人
- 事業内容
- 昆布・雲丹を始めとした海産物の生産(漁師)、海産物の一次加工・販売
- 従業員数
- 5名以下
- メディア掲載実績
-
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/884337/
https://www.thats.pr.kyotou.ac.jp/2022/02/24/11932/
https://iam-iam.jp/1588/